KIDS:こども

〔こども〕

今ここにある、未来。
それが、子供達。
子供でなかった大人は一人もいない。
     この存在をどのように扱うか。
それは、社会のバロメーター。
変えなければ、日本。



  • こどもでなかった大人はいない

    https://www.facebook.com/tomoyo.gaia/posts/132028225589511

    こどもでなかった大人はいない。だから、まず、自分がこどもであった時のことを、静かに思い返すことが大切、と書いた。トラウマ、という回顧もあるかもしれない。スポイル、という、一時幸せそうだけれど、結局甘やかされた末の大人化は、しょうもない人間に仕上がってしまうことの方が多いことも事実。百人百様で、今の自分がある。時代や社会のセイにしたところで、一生は一度だけ。数年前、南アフリカのキャンプで撮った象の親子。育児書も塾もない。いのちを産み、いのちを守り、先に死んでいく。私たち人間が、この大切なミッションの本質を忘れ、こどもをあたかも「所有物」や自分の「装飾ぶつ」のごとく勘違いをし始めたのは、いつの頃からだろう。大きな舵取りの変更を、自分ごとのうねりにしていかないと…いつ?誰がって? いまでしょ、今。しかも、繋がりながら変えないと、とんでもなく不幸な人間ばかりの国になってしまう!

  • 子育てと仕事

    https://www.facebook.com/tomoyo.gaia/posts/131724025619931

    両立の仕方や、バランスはどうすべきか、是非教えてください!
    たくさんのお声をいただく。
    FBでは書き尽くせない、5章だての本でも足りないくらいのテーマ。
    なので、ゆっくりとポイント絞って徒然に行きましょう。
    まずは….ご自分の「こども時代」を思い出すことからスタートです。
    世の中は、全員がこども経験者。社会や時代は千差万別。でも、小さきいのちからの連続が今日の、私たちおとなのカタチになる。だから、まず、自分の確認がはじめの一歩。
    はい。小学校3年生くらいの私です。右から2番目。仲良しと運動会のときかな。将来の夢が、パン屋さんから、猫語の翻訳家に変わって来た頃。兎に角動物が大好きで、犬ひとり。猫もふたり。リスもメダカも十四松もインコも家族でした。3才上の兄ひとり。祖父母。両親。住み込みのお手伝いさんも、地方からのひょうきんなお姉さんで、賑やか家族でした。お手伝いさんがいても、食事の後片付けや、朝の玄関前の掃除は、こどもの仕事。
    「働く」とは「はた(傍)をラク(楽)にして差し上げること」腰の重い女の人というのは、気の毒なこと。結局は、自分が不幸になってしまうのね。だって、やって差し上げられないことを、自分にはやってちょうだーい、って動かない、なんてね。ダメだわ。と笑いながら母。なんだかよくわからないけど、ふーんそんなもんなんだ。とこどもの私。
    まずは、自分がどんな「こども」の時を過ごしたのか。楽しかったことも、悲しかったことも含めて、確認する。それは、自分が「おとな」を引き継いで、どんな風に「仕事」をしていくのか、いきたいのかを考える上でとても大事なことだと思います。
    「子育てと仕事」。これは、単なる時間お金配分表作成問題ではないのですから、ね。

  • 娘に伝えたいこと

    1996年「ミセス」8月号 

    娘が丁度小学校に上がった年のエッセイ。20世紀最後の4年間を前にしての思い。彼女が30代になった今も、全く変わらない思いです。ご自分の小学校時代のお写真を、と言われてのワンカット。親になって、初めて知る親の恩…言葉では承知していても、実際の時をon-goingで、実際のこどもと対峙しながら味あわせてもらうと、「倍返し」どころか、何十倍にしても返しきれないな、としみじみしてしまいます。

  • 娘は宝物、そして師でもあるんです

    1992年「Be MAM」

    新人ママ向け、と銘打った雑誌からのインタヴュー。
    これは今も変わらぬ大切な学びそのもの。バリバリの報道現場が当たり前のヒトが、まず、妊娠。これは大事なプロジェクト、とばかりに、何十冊も「妊娠と子育て」絡みを読みあさり、がっつり「良いママ化」を目指したわけです。うふふ。これが全ての誤りの素!それについて、詳しく語っています。男社会(当時はNHK時代でした)の仕事なんて、木っ端微塵!いまの日本社会の金属疲労の素はここでしょうね。

  • 子育てについて

    1991年「MAMMY」12月号

    まりなが2歳になる少し前のインタヴュー。
    単語と単語の組み合わせが始まった頃で、こちらは、まだ「赤ちゃん」の目で見てしまうけれど、どっこいもはや彼女は、立派な「人類」笑。しっかり「自分」を持ち始めて、しっかり「自分」での理解をもとに動いている、ということを教えられる毎日でしたね。「仕事と子育て」を不文律で、しかも、同調圧力目一杯に新米ママに襲いかかる日本社会。22世紀をよりよき「いのち輝く社会」にするためには、一度そうしたメンタル思い込み含めて、きちんとシャッフルした上で、社会装置としてのインフラや制度設計をしないといけないと思います。